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五十ノ課題後書き


10.墓標

■天戒+嵐王 [作者:ユズリ葉/04.01.18]

自分の中のこの話の見て欲しいところ。…それは、若!でございます。
えっとですねぇ〜オフにてお付き合いして頂いている方には良く分かるかと思うのですが…03'の下半期はあまりにも鳥に対する愛が深すぎて自分としても若の扱い&毒吐きが酷かったと反省するところが大きかったのですよ(汗)な、わけで自分的に今年(04')は『若に優しく』がテーマなのです。…ということで、今回は『格好良い若を書く』がテーマ。
そう、成長しきって良い男になった九角天戒を書きたくて書いた話でした。なので、断言口調多くの“御屋形様”という意識を強くしての彼でございますぅ〜。もっともこんなこと、鳥好きの私からしてみると…若視点にも関わらず、鳥の憐れさに心を痛めるばかりなのですがねぇ…。まぁ、それはそれ。多分鳥からのこの続きを違うお題目にて書くと思われるので(愛故に…/笑)そっちを御覧下さい。
…後書きはそんなもん?ああ、あと実は「九角家当主として最後の命を下す」っていうのも何時かやりたかったんで、出来て嬉しかったなぁ〜という話でした。 (ユズリ葉)

この話を読んで、物凄く切なくなりました。そして、心が温かくもなり…で。
天戒がどれだけ嵐王を、支奴を大切に思っているか、大事に思っているかが窺い知れるし、支奴がどれだけ天戒を慕っているのかも分かる。

>「九角家の影。“嵐王”という名の籠から飛び立ち…自由な空を羽ばたく野の鳥に戻るのだ。」

天戒がこの台詞を言うのにどれだけ悩んだことだろう…本当ならそばに居て欲しいだろう相手にそれを言うのはとても辛い事だと思います。
だけど、天戒はそう言った。それはまさしくゆうちゃんの言うとおり「成長した若」そのものですよね。
支奴も支奴でその命に諾とするのは彼なりの葛藤もあっただろうに…と思うと本当に切なくて。
だけど、その向こうには主従ではなく、友情が存在して…そう思うと心が温まります。
そして、断定口調ッ!!これですよ、天戒様はッ!!!彼以上にこの断定口調が似合う人がいるだろうか。(反語)
おっと、これ以上は私が暴走してしまいそうなのでこれまでで…。 (陸 風音)


11.前夜

■弥勒×真 [作者:ユズリ葉/04.02.03]

 『前夜』というテーマだとどうしても富士での一夜を思い出すし、浮かびますが…私は反対にこれだけはやりたくないと思っていました。なので、このテーマにはこうした話を書きました。
 以前から弥勒には「雨の日や寒さには失った腕が痛む」というのを考えていました。怪我を負った人特有の仕方ないこと。それを五体満足な真では決して共感し合えないという距離感…っていうのかな?侭ならない、でも理解してあげたいッ!みたいなところが書きたかったのですよ。だから今回はこうして書けたので満足でしょうか。
 しかしこの二人…書くたびにどんどんラブラブになっていく気がする。照れも恥ずかしげも皆無です!…実は、下書きの段階ではちょこっとそうしたシーンを書いていました。『真の大胆な行動に弥勒が照れる』みたいなところを。でもいざ本稿にと目を通し、修正しているうちにあら不思議。さっぱぁ〜り、皆無になっております(笑)
 そんな二人…これからもどんどんバカップルになっていく事でしょう(←おいッ!)でも…全然キスシーンとは書いた事無いんだよね、この二人のは(笑)
 それと…実はこの『響奏歌』シリーズでは一人ずつ鬼道衆メンバー出しているのですが…やっとこ書けたよ、尚雲(笑)どうやって彼を使うか迷っていたんだけど…まぁ、まず成功かと。
 まだ他の「五十ノお題」にてこの二人書こうと思っているので、その時は誰を入れようかなぁ〜と首を捻りつつ…今回はこの辺で。

…弥勒、誕生日おめでとう御座いましたッスvvv (ユズリ葉)

あまりにもラブラブな雰囲気を醸し出している二人に読み終わった私の顔は緩みっぱなしで気合いを入れるのに時間が掛かっちゃいましたvなんなんでしょう…あのピンクの雰囲気は(うっとり)
雨の前日に斬られた腕が痛むっていうのはいい着目点ですよね!
雨が降るからと真ちゃんを屋敷に帰す弥勒は本当に言葉足らずだけど、その理由に真ちゃんが自分で思い至るからこそ、弥勒という人物を更に知る事ができる。…それはとても素敵なことだと思いました。
そして弥勒の作業を見る場所の変化。いいですよね!後ろからが真正面になるんですから!!二人の愛の進展ですな。
そして、澳継と尚雲の人物評価はとても的を得ていると密かに感心! (陸 風音)


12.灯火

■龍哉(シリヤ)×涼浬 [作者:ユズリ葉/03.12.13]

当初、別の組み合わせで違った話を考えていましたが…同じく「五十ノお題」に挑戦している花奈さんの『灯火で「主涼」を書いています』の一言にネタの神様光臨(笑)よって…以前から、龍斗ことトーヤの兄であるシリヤ(龍哉)が×涼浬にするかなぁ〜と考えていた私は、この話にてその発端的な話を書いてみました。…って言っても、本編である『星斗』自体が現在(04/1/24)時点で書き直し作業に入っているので…この二人のラブロマンスはまだまだ先になりそうではあるのですがねぇ…期待しないでお待ちくださいませ(でもこの二人結構好きなので本編そっちのけ書く可能性も大だったり…)
ま、そんなわけで?…実は『灯火』にはもう一つネタがあるので…そのうちそっちでも書くかもしれません。その刻はまた違ったテイストを予定しておりますので、宜しく。

……作品自体について全然触れていませんね。えっとでは、少し…。
外法帖の中でも人気の高い涼浬の黒いところが書きたかったというのが、実は今回のテーマの一つでした。私も勿論涼浬が好きなのですが…それでも彼女の黒っぽいところ…暗部を書いてみたかったのですよ。そう…それが、前半部分のところ…『偉大な奈涸を無意識に自慢に思っていた』というのがそれです。
実はこれを書き上げた当初…非難されるのを覚悟での作品でした。皆さんの中の涼浬がどうかはしれないけど…私の中の涼浬もやっぱり“穢れを知らず”なイメージなので…相容れないのでは?って思っていたのです。それは今こうして掲載されていても不安に思っていてなのですが…私自身は、そうした不安を持ちつつもある意味自信作でもあったり…と複雑心境な一作だったりします。(ただ、“短く”というのが頭にあったから少し急ぎ足なんでけどね/汗)…その他本当はもっと語れるけど…一人長くなってしまうので割愛ってことで(笑)
残りの作品もシリアステイスト重視にて頑張りますッ! (ユズリ葉)

「兄」という道標を失い、進むべき道を暗中模索する涼浬
惑う彼女に優しく温かく手を差し伸べる龍哉はまさに暗闇に掲げられた「灯火」そのもの……


龍哉さんは『星斗』シリーズの女主・龍斗ちゃんのお兄さんにして、私のお気に入りキャラです。なのでメッセでの会話中図々しくも「書いて下さい」とおねだりしてしまいました。チャレンジ中の「五十ノ課題」を教えて下さったのも他ならぬゆぅちゃんで……文字通りお世話になりっ放しです。同じお題、同じ主涼でも、書き手によってここまで雰囲気が変わるものなんですね。深みのある文章に、毎度の事ながらただもううっとりするばかり……。
「和物書きに五十の課題」全制覇目指して共に頑張りましょうねv (杏 花奈)


■龍斗×涼浬 [作者:杏 花奈/03.12.10]

お題企画第一作目で、かつ初の男主&外法帖SSと、私にとって初めてだらけの記念すべき1作。
しかーし、実は…最初にネタが浮んで、後からタイトルを選んだという、お題物を書く姿勢としては大いに問題アリな作品でございました。しかも…更に輪をかけて問題なのが、書いているかなりの途中段階(龍斗がお寺の屋根に上った辺り)まで、題名の「灯火」を「灯明」と思い切り勘違いしてたということ…。済みません、ゴメンなさい〜〜ッ(懺悔)←気が付いた時は茫然自失状態に…はは。

ただ、今までは護られるタイプの主人公ばかりを書いていたもので、こういう風に仲間の誰かを包み込める主人公(注:これは自分の中で比較して…ですので、一般論ではございませぬ/苦笑)を書けて、とても楽しかったです。
機会が有れば、また男主にもチャレンジしたいですね。 (杏 花奈)

花奈さん初の男主!しかも、外法帖とあっては読まぬわけにはいかないッ!…とばかりにUPされて速攻読んだ覚えのある作品。
読んでみてニヤリ的に悦ってしまったのは私だけではないはずッ!!
そう、大胆にそして飄々とした男主・龍斗さんとまだまだ不器用さと戸惑いに満ちた涼浬の雰囲気がなんとも言えない柔かくも暖かい空気を醸し出していて…ほのぼのぉ〜と心が和むのです。
…っと言っても、決してこの話はほのぼのだけではない!明るい口調に時折混じる龍斗さんの本当の姿にドキッ!と涼浬同様に読者の心をキュッとしめ、「本当はもっと…?」と彼の本質への興味が自然と沸き起こる…そんな魅力的な面も有しているSSなんですよ。
ユズリ葉としては、是非この続きを…他のお題にて垣間見たいなぁ〜と、今から楽しみにしている次第ですv
頑張って下さい&頑張りましょうねッ!花奈さんvvv (ユズリ葉)


■澳継+龍也 [作者:陸 風音/04.01.25]

このお題を考えていたとき、澳継のことが頭に過ぎりました。
大体主人公は「風」と称されることが多いと思うんですが、澳継にとってもそうなんかな?と思ったわけです。
彼にとって急激な変化はとてもついていけないというか、なんというか…。結果的に主人公と関って色んな価値観とか変わっただろうけど、その変化は穏やかだったんじゃないかと推測したのです。
そんなこんなで書きあがった作品、私は気に入ってますv (陸 風音)

最初にこのお話を読んだ後――――「北風と太陽」という童話を思い出しました。変われと声高に命ずるのでなく、温かな気持ちを穏やかに降り注ぐ主人公…だからこそ、反発しつつも結果的に澳継は一皮むけて成長する事が出来たんじゃないかとか…。
そんなこんなで、さてじゃあ一体どんな風にこの作品を展示しようかと(特にご要望が無い場合は私の好き勝手で飾り付けする事になってますので)しばし考えた挙句に選んでしまったのが、拙SSと同じ夕焼けの写真…。旅先の空を見上げつつ、闇に惑いかけた自分を、あの日彼が手にしていた提灯さながら照らし出してくれた主人公を思い出してる…そんなイメージで。何せ風音さん初参加SSですし、内心びくびくしながらアップしたのですが、ご本人にとても喜んで頂けて光栄でした。
そしてそして5年後の澳継の勇姿を垣間見れるのもポイント高し!ですよ。風祭ファン必見です!! (杏 花奈)


16.彼岸花

■天戒×悠燈 [作者:陸 風音/04.08.23]

彼岸花の素材をじーっと見つめていると、勝手に手がパコパコとキーボードを打ち付けて、出来上がった代物。
最初はこの御題、他の人で書こうかと思ってたんですが、やっぱり天戒スキーな私は気が付けば天戒様で書いてました。
時代的にも、天戒様が置かれている立場的にも、天戒様はこれまで人を殺めて来たと思うんです。それは避けられない道でしょうし。
避けられないからと言って、平気なわけじゃない。悲願のためなら人を殺めることも厭わない人ですが……。
何らかのトラウマ的なものは感じていると思うんですよね。
人を殺めたことは忘れちゃいけない…だけど、救われて欲しいんです。
そんな思いながら書いた作品でした。 (陸 風音)

死人花という忌まわしき名前をものともせず、凛と朱色を闇に浮かび上がらせて咲き誇る彼岸花は、鬼道衆の頭目・天戒様のイメージと確かに重なりますね。

けれども内には鬱屈する想いを抱え傷つく彼を優しく包み込む悠燈ちゃん。同じ言葉を繰り返し使われているのがとても印象的で、その仕種と共にまるで子供をあやすがごとく母性的な強さを感じてしまいました。それでいてやはり恋人同士。色香もしっとりと漂わせて、今回もこのお2人の睦言に酔わせていただきましたv (杏 花奈)


25.相棒

■神夷+ひみこ [作者:杏 花奈/04.02.09]

「相棒」それは蓬莱寺と主人公の関係を指す言葉にして、宿星や恋人同士という関係では語りつくせない運命的な絆を指す…と自己解釈しております。なので五十ノ課題の中にこの言葉が有るのを知った時に「書かねばなるまい、いや書かせてもらいます」と真っ先にネタを練り、連載中の京女主シリーズではなく、今は神夷と名乗っている京梧と、壬生女主シリーズのヒロインであるひみこ、この2人で書くのを決定。
ええと彼女についてはSSの中ではっきりと記述しなかったので、初めてご覧になられた方には非常に判りづらい話になったと反省してますが、後書きが有るのが分かっていたのでこちらで補足させてもらいますと、彼女は京梧と同じ外法帖の時代の人物で、けれども今は訳有って壬生君と一緒に生活してます。途中、神夷(京梧)のひみこに対する独白部分は…シリーズの中で徐々に明かせればいいなぁと思いますが、今はトップシークレットなのでこのレベルでご勘弁を。
敢えてこの2人にしたのは別の切り口で神夷+女主SSを書きたいと考えてまして…というのも、例のDVDネタをあまり湿っぽく描きたくなかったから…。これは自分自身の精神安定の為なんですけどね。なので読み終えて、ほんの少しでも明るい気分になって頂けたら、書き手としてこれ以上の喜びはありません。 (杏 花奈)

このお題を見つけた時から花奈さんによって書かれるであろう京女主の話しを本当に楽しみにしておりました。で、今回の話です。
ひみこちゃんと神夷さんは本文中にも語られますが境遇こそ近く…ですが、それぞれに課せられた使命というのは全然違うものなんだなぁっとこの話しを読んでいて漠然と思いました。
そして、多分京一には未だ呼ばれてないだろう「ひーちゃん」という愛称。それを『わらわが背中を預ける相棒は、蓬莱寺と名の付く男のみと決めているからじゃ』のひみこちゃんの台詞を受けた神夷さん…京梧さんが受けて呼ぶというのが意味深で…近い将来相棒の座は確かに京一へと移ってしまうかもしれないけれど…この瞬間、この戦闘の間だけは19年という長い時や、100年という時を超えても京梧さんだけが持てる場所なんだなぁ…と深く感銘を受けたところでした。
DVDネタを決して湿っぽくなくむしろ新たな可能性を見た思いで、すごく気に入った作品vお疲れ様です、花奈さんvvv (ユズリ葉)
このお題で書かれると知って以来、ずっと楽しみにしていた作品です。そして、出来上がったこの『相棒』。読んで、なんだかホッとするというか、しっとりするというか…良い意味での溜息を吐きましたよ。
桜の木の向こうに見える高層ビル…それは私たちにとっては何気ない風景でも、神夷さんにとってはとても異質なもので…。それだけでも色々考えさせられたり。
時代を超えて現代に来た京梧さんが『神夷京士浪』を名乗っている理由をひみこちゃんが言っていますが、私もそれには同感します。何かの意味があったから、きっと彼はその名を名乗った。それに気付けたことは彼にとって良かったことだったんじゃ?と思います。
最後の戦闘シーンでは、蓬莱寺京梧としてひみこちゃんと一緒に闘うのは、あれが最後かもしれない…そんな思いが過ぎりましたが、『その瞬間、俺たちは時すらも駆け抜けていたのだろう――――。』と思う彼に、私は寂しいというよりもすっきりとした印象を覚えました。
また何度でも読み返したいと思える作品でございます! (陸 風音)


26.試練

■支奴(嵐王) [作者:ユズリ葉/04.06.08]

後書きと書いて、言い訳…という事で文中では語りきれなかったところなど書かせていただきます。
とりあえず、男を始末するよう前嵐王に任されたって話です、この話。
男は鬼哭村の村人の一人だったけどで若を、村を裏切っていた。だから始末しなければならない。でも始末をするなら…自分の息子の成長、試練用に…と、男に自分の息子を倒せたなら命を助けてやろうと…まぁ、賭けみたいなものをしたと。…という事で、酒門と男を繋いでいた足枷も前嵐王が付けました。
んで、酒門の記憶がなんで飛んでいたか…ですが、乱闘中に男を始末したけど抵抗を受けまぁ、頭を打ったとかそういう感じで…はい。
ああ、短編なんだから読みきりようにこうして説明書きを後書きに書くなって事ですが…文中で語りきれませんでした;すみませんです。次の話ではそんな事がないよう、精進致します。お見捨てなきよう…。 (ユズリ葉)

彼が眩しいと感じたのは乳白色の月光だった…という件に、彼の突き落とされた闇の深さをまざまざと感じてしまいました。まだ幼い彼が、自分の行為を理解して心を冷やしていく姿には、哀れという言葉だけでは表現しきれないですね。

…いや、大切な人を護る為に彼は自ら望んで自分を闇へと溶け込ませるのでしょう。なぜならひそやかな月の光にすら心を暖められる優しい人だから…。

と、思い込みの暴走した語りになってしまいまして申し訳無いです。これからもゆぅちゃんならではの心の機微を描いた作品を楽しみにしてますv (杏 花奈)
作中の人物であった彼の一人称が「自分」から「私」に変化する様がとても巧いッ!彼の心理描写と思いました。ゆうちゃんのこうした描写って本当に好きですvv

死体を探る指先の感覚がやっぱりリアルな感覚として読み取れて・・・でした。そして手に戻ってきた得物。それによって自分を確立した彼はこれから己が進むべき路を歩くための試練に乗り越えられたんだな〜と思うと同時に、なんだか遣る瀬無い気持ちにもなり・・・でした。
これから幾度となく、血に塗れるだろう彼を月の光が癒してくれることを本当に望みます・・・・・。 (陸 風音)


37.口づけ

■天戒×悠燈 [作者:陸 風音/04.06.02]

未だかつてないほどの天戒女主熱にうなされ、その熱を抑えるため…ではもちろんなく、更に萌え上がらせる為に書き上げましたッ!!
是非とも注目していただきたいのは『攻』な天戒様ですッ!本当に注目してくださいッ!!攻めですよ、攻めッ!私は彼の属性は攻めだと信じて疑いません。
彼はきっと御屋形様として抑制された人生を送ってきたんだと思うんです。そんな彼だからこそ、心を許せる相手に出会ったときには本来の属性が発揮されるんじゃないかと…そう思うわけで。
そんな天戒様を感じ取っていただけたら嬉しいです。
うちの本命カップリングの天戒×悠燈でそういう話が掛けて私は本当に本望ですv (陸 風音)

天戒×女主書きの実力見たり…な作品。
実に“御屋形様”然とした天戒様に悶えた方は多いのでは?かくいう私もその一人。
突然の抱擁によどむ悠燈ちゃんに言った「………少し、黙れ」の台詞がビビッ!ってなぐらいに私のストライクに入りました(笑)
この強引さ。有無を言わせないところが、他の男性にはない“王”としての気質を表してて、格好良いですよねェ〜v
さすが“御屋形様”ですvvv
いやぁ…マジで若に惚れた一作でした。是非次回作でもこうした若が見れることを楽しみにしておりますv
頑張ってねv風音嬢【愛】 (ユズリ葉)
期待して待っておりました、風音さんの書かれる天戒×女主のお話。というのも、このお話を書くと決意された瞬間に私は立ち会っておりましたので。そう、私たちは二天鬼王殺をこよなく愛する同志ですからね、うふふ。

で…書き上がったこの作品。その身に宿す攻属性を遺憾なく発揮している天戒様に「ああ、彼女に対する愛が彼をそうさせているんだわッ」とパソコンの前で悲鳴を上げてしまいました。そう、攻という属性はその前提として相手に対する愛あって初めて生まれてくるんだと思うんですよね…。

読後は酩酊状態になったのは言わずもがな…。まさに極上の美酒と呼ぶに相応しい作品です。そういう訳で、天戒×女主書きとしての本領を存分に発揮された風音さんに敬意を込めて乾杯v (杏 花奈)


46.通り雨

■天戒×律 [作者:陸 風音/04.11.18]

“緋勇律”という新たな主人公が登場のこのSS…正しく風音の煩悩の塊が凝集された一作と言えるのではないでしょうか?
「天戒様をお迎えに行きたい」から始まり「雨宿りしたい」と言い、最後に「相合傘をしたい」と言う。これを私の願望と言わずしてなんと言う…?
それを実行している律はある意味私のライバルでちょいと嫉妬してみたりして…でした(笑)書いていて楽しかった!
律はまたちょくちょくとSSに登場する予定なので、また可愛がってくださると嬉しいですv

原作では描かれないキャラクターたちの日常の様子を想像する、それは二次創作を読む楽しみの一つなんじゃないかと思っておりますが、この作品も私に大きな楽しみをもたらしてくれました。
風音さんの書かれる天戒様は素で格好良いですし、そして何より初お目見えの律ちゃん。彼女の言動はとっても率直で生き生きとしていて、これ程までに近しく感じられた主人公は他におられませんね。ええ、これからの彼女の活躍、大いに期待してお待ちしておりますv(杏 花奈)

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